【大阪市平野区】融通念仏宗総本山 大念佛寺では、現在「令和の本堂大改修」が行われています。
平野上町1丁目にある、融通念仏宗総本山 大念佛寺。色鮮やかな大屋根を冠する大阪府下最大規模の木造建築物である大念佛寺の本堂は、明治期の焼失後、伝統と近代の建築技術を融合して再建されており、大阪市指定文化財にもなっています。
その本堂は、完成から約一世紀の間に生じてきた自然災害により損傷が散見されるようになり、2018年9月の台風21号の影響では数百枚の銅板が剥がれ落ちたそうです。それらを受け、2031年元祖大師900回御遠忌に先立ち、記念事業として本堂の屋根大改修「令和の本堂大改修」を実施されています。
大改修にかかる費用は巨額であり、すべてを檀信徒の方々や自費で負担することが困難な状況であること、また将来、国の重要文化財指定を見据えて、多くの方々の想いと一緒に本事業に取り組んでいきたい、という思いから現在クラウドファンディングに挑戦されています。詳しくは融通念仏宗総本山 大念佛寺ホームページをご覧くださいね。
9月下旬に大念佛寺へ参拝に行ったところ、すでに本堂の大改修が始まっており、本堂全体がシートで覆われていました。
本堂を正面にして左に進むと、参拝所(瑞祥閣)があります。
こちらにも「令和の本堂大改修」の大きな案内がありました。
参拝所(瑞祥閣)からも、改修中の本堂がよく見えますが改めて大変存在感のある建物だなあと圧倒されます。
納骨堂(楽邦殿)は、本堂を正面にして右側に進んだところにあります。
突き当りを左に曲がると墓地につながっていますが、こちらは本堂改修中でも、門扉が開いている時間は行き来ができるようでした。
令和の本堂大改修は、令和6年(2024年)春完成予定とのことです。私達の住む平野区の宝である、融通念仏宗総本山 大念佛寺本堂が、大阪の宝そして日本の宝として受け継がれていくための大改修です。号外NET平野区でも、引き続き注目していきたいと思います。
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